
リクルートスーツ=黒になったのは、いつの頃からでしょうか。
就職活動時期になると、街中に見られるこの現象は一体何でしょう。
特に女性の髪型、後ろで一本にまとめるこのスタイル。
太くて低いパンプス。
会社説明会などで後ろから見ると全員同じ。
しかも、このスタイルで本来の自分の魅力が際立つ人はほぼいないのではないでしょうか。
一度、内定者になぜ皆同じ格好しているのか聞いてみたところ、
「就職課のマナー講座できいたから」
「目立ちたくないから」
「葬儀でもきられる」
「お店のリクルートスーツコーナーできいた、しかも他の色の選択肢はない」という声が多かったです。
しかしながら、見慣れてはいるものの、上記のリクルートスタイルを魅力的に感じる面接官は、ほぼいません。
もちろん、TV局や航空界社のように白やパステルカラーのスーツは業界によってはNGでしょうが、グレーやネイビーなどのスーツにちょっと細めのパンプス履くという選択肢だってOKです。
むしろ、男性の面接官であれば、上記のリクルートスタイルよりも、第一印象の面でプラスに働くのは言うまでもありません。
新卒採用は、ともすれば、何万、何千人のライバルが存在します。
黒スーツ全盛の中、一人だけ違う色であれば、おそらく面接の話題の一つにはなりますよ。
特に、選択肢の多い女子学生にとっては、スカートでいくか、パンツでいくかも悩みどころとよく質問を受けます。
総合職だからバリバリ見えるパンツで…と企業や職種のイメージに自分を見せたい方もいらっしゃるとは思いますが、これに関しては、自分の体型に合う方をおすすめします。パンツだから採用、スカートだから不合格なんてことはありません。
スタイルに自信のある方であれば、好きな方でいいでしょう。
足の長さにコンプレックスのある方は、スカートが無難です。
短めのジャケットの裾の下から足がはじまっている等は避けましょう。
逆に足の形にコンプレックスがあり、足が気になるようであればパンツの方が無難です。
背が低くてバランスが悪ければ、髪の毛をまとめたり、切ったり、ちょっと高めのヒールをはくなどいくらでも工夫はできます。
顔が地味だと感じるならば、パールの小さいピアスをつけてみるなど、元の素材を活かして努力することは必要です。
つまり、自分が似合うリクルートスタイルを就活を機に考えて、実行してみることが、面接でもプラス評価につながるということです。
似合いもしない、人と同じ格好の就活生と比較するとどちらと一緒に働きたいですか?
(文:就活図鑑 編集部)