
昨年「バンド活動を続け、デビューを目指したいから、就職活動しません!」
と言っていた学生が、周囲の友人(4年生)が就職活動をしている姿を見て急に不安になったようです。
- 自分はこのまま卒業してしまっていいのか。
- もし、成功できなかったら就職できるのか。
- 資格をとっておいた方が安全か、であればどんな資格がいいのか。(ちなみに就職に有利になる資格は片手間ではとれません。)
- 失業保険などはあるのかと(もちろん、そんなものはありません。)
という内容の相談を受けました。
不安な気持ちはとても理解できます。
でも、思うのです。
リスクのない選択肢などない。
どんなに有名な会社が倒産する可能性だってあるし、合併などで経営層が変わる可能性もある。
社会人になって16年ですが、私も未だに不安なことだらけです。
でも、自分が好きなこと・やりたいことをできるのはとても幸せなことです。
私は、個人的に「会社員として働くこと」がベストだと考えている人間ではありません。
大企業であろうと、ベンチャーであろうと、起業というかたちであっても、就活生が、結果的に自分が成果を出せる場所で働けることがベストだと思っています。
自分が考え抜いて決断した結果であれば、後悔はしないのではないでしょうか。
仮にその道で成功できなくても、自分に嘘をつかず一生懸命何かをやりきった経験は必ず違う道で活きるはずですから。
だけど、自己満足ではなく、社会人から見ても「やりきった。」と思わせるほど真剣に取り組むこと。
これがもっとも効果的なリスクヘッジです。
(文:就活図鑑編集部)