社会人がすすめる就活準備【1】企業研究方法
- 2016/10/27
- 就活初期

先日、某外資金融機関が、2018年新卒採用エントリーを開始しました。
いよいよ、本格的な採用活動のスタートです。
もちろん、エントリーの受付を開始する企業はわずかではありますが、
- 「まだ自己分析が終わっていないので、どの業界か、ましてや企業などは絞り込めません。」
- 「企業の採用ホームページや就活サイトは、来年の3月からなので、そこから企業研究を始めたいと思っています。」
と考えている方。
そのスケジュール感では、明らかに遅いです。
冬のインターンシップも控えているこの時期かつテスト期間でもない今は、就活事前準備である企業研究を焦らずにできる最高のタイミングです。
社会人がおすすめする=面接などで評価される=社会に出てからも役に立つ就活準備をご紹介します。
第一回目は、「企業研究方法」です。
「社員と会って話すこと」
ホームページや会社パンフレットを読み込んでいても本質は見えません。
たくさんの学生さんを面接していると、表面的にしか調べていないなと思うことが多いです。
それは、生の情報を得られていないから。
「社員と話した?」ときくと、たいていの学生が、
- 「会社説明会に登場した社員の方と立ち話しました。」
- 「OB•OGがいません。個人情報の関係で紹介もしてもらえません。」
と回答します。
「では、仕事の内容ってどんなことするか具体的にイメージできる?」ときくと
ホームページに記載している、アポイントをとって、訪問・提案して、サポートしますといったようなざっくりとした内容でしか回答できません。
もちろん、社会人経験のない就活生に仕事の内容の完璧な理解などは求めません。(というか、無理です。)
ただ、ある程度は理解してもらわないと、入社してすぐに退職されるのはリスクなので、面接では必ず確認されるはずです。
社員と会うメリットは、
- このざっくりとした仕事内容をより具体化された話をきけること
- その仕事は自分がやりたいことなのか
- がんばればできそうなことなのか
確認できる点にあります。
そして、何人かの社員と会って話すと、大まかではありますが、その会社の傾向(どんな考え方の人が多いのか、評価されるタイプの人、社内の雰囲気など)が見えてくるはずです。
近年、就活生が、自主的に社会人と直接話す機会が減ってきています。
実は、これが入社後の短期離職につながるひとつの一因です。
企業への理解も深まり、面接でのPRにも使え、入社後のGAP解消にもつながりますので、ぜひたくさんの社会人と会って、話をきいてみましょう。
(文:就活図鑑編集部)