就活塾の落とし穴

就活図鑑_就活塾

就活塾って、ご存知でしょうか。

 

内容は、読んで字のごとく、就職活動を教えてくれる場所のことで、リーマンショック後から急激に増えました。
現在、100社以上存在し、利用する学生は、3〜4%程度、利用料は平均10〜30万円だそうです。
昔から、アナウンサー、CAなどを希望する学生のための専門学校は存在していましたが、一般企業の就職対策をするというビジネスはほとんどきいたことありませんでした。

 

毎年のように新卒採用の面接官をしていると就活生の傾向がわかるのですが、確かに2010年頃から面接慣れとはまた違う様子の就活生が存在することに気づきました。

 

就活生のパターンとして

  • 就活初期(面接はじめて、まだ数回)の頃、面接の受け答えに初々しさ、たどたどしさがある。経験社数が増えると慣れてくる。
  • 元々、社会人と接しなれていて、面接の受け答えが上手。

だいたいこの2つのうちのどちらかにあてはまりますが、どうも様子が違うのです。

 

当時、内定者から話をきくと「就活サークル」というものがあり、同業界を目指して、大学の枠の超えて情報交換していたそうなので、もしかしたらこれかと思い、その学生達にきいてみることにしました。

 

その回答が「就活塾に通っています。内定保証がついて30万です。」というものでした。

 

30万円、決して安い金額ではありません。

内定が出るまで面倒はみてくれるそうですが、人材紹介業も同時に行っているとしたら採用活動がうまくいかない企業に就活生を紹介(つまり販売)することもできるし、最終手段として自社で採用してしまえば100%内定(給与がフルコミッションでも)は保証できるカラクリ。

何より、その就活生の面接での受け答えの内容からして、採用経験豊富な講師あるいは面接経験豊富な講師が指導しているとは到底思えなかったのです。
表面的、その場しのぎ感が強く、本当に本人がそう思っているのかわからない印象を受けました。

 

就活生は、「どうにか内定がほしい!」という思いがどうしても先行してしまいがちです。当然です。みんなそうだったんですから。
おそらく、「就活図鑑」を見ていただいている就活生の大半が「内定がほしい!」と思っているはずです。

 

しかしながら、私たち大人の役割は、内定のサポートをしつつも、「内定がゴールではないことを知らせること。就活を通じて、社会で活躍できる若者を育てる。」ことだと思うのです。

 

中には同じ志で、その仕事に従事されている方もいらっしゃるので、もちろん一概に就活塾を否定しているわけではありません。

(不快な思いをさせてしまった方には、深くお詫び申し上げます。)

 

ただ、就活塾を選択されるのであれば、安易に選択せずに社会人の知人に内容を一緒に確認してもらうなど、十分に調べることをおすすめします。

 

(文:就活図鑑編集部)

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