「サイレントお祈り」をする事情&対策
- 2016/12/2
- 就活中期

よく就活生の話題になったり、たまにネット上でニュースになる「サイレントお祈り」について。
サイレントお祈りとは
▶︎選考結果については、合格者にのみ連絡する。
つまり、不合格者には連絡がない(サイレント)なことを指します。
ニュースになっていたのは、
選考結果については、不合格者にも知らせるのがマナーではないかという就活生たちの怒り。
企業がサイレントお祈りする理由としては、
- 工数の関係(つまり時間がない)で全員に連絡することが難しい
- 補欠要因のため就活生をキープしておきたい
というものでした。
【1】工数について
もちろん、数万人のエントリー者をかかえる企業の担当者は大変です。
不合格者のデータを入力するだけで莫大な工数。
しかも、間違いは許されません。人様の人生がかかっているので、評価入力・連絡は、かなり気をつかう作業になります。
つまり、少しでも内定の可能性がある合格者に工数を割きたくなる状況は、選択と集中の観点から理解できます。
【2】補欠要因として
それに対して、補欠要因に…というのは正直、疑問です。
「補欠でもいい!」と思う就活生もいらっしゃると思いますが、選考の結果は、企業の判断です。
そもそも合格できるレベルならば、はじめから合格にしたらいいのです。
たまに連絡の時間差を憂いて「私は補欠合格なんですか。」と質問してくる就活生がいました。
同じ日の中でも午前中に連絡がきたか、夕方に連絡がきたか、その時差をも気にされるのが就活生です。(ただ携帯がつながらなかっただけだとしても。)
【参考】
私が新卒採用担当をしていた際、「結果について」という案内(ペーパー)を渡していました。
そこには
・結果は、●日までにマイページにご連絡します。(合否にかかわらず)
・合格した場合、次回ステップの詳細(実施日時、場所、所要時間、持ち物など)
を記載しておきました。
理由は、
・就活生が予定を調整しやすいように配慮したかった
・結果がわからないのは落ち着かないし、企業側からしても結果の問合せに対応している時間がない
ためです。
上記のように、就活生に配慮した企業が増えてくれることが理想ですが、とはいえ難しいのも現実です。
そんなときは👇をご覧ください。
【アドバイス】
合格者にのみ連絡という会社にいったら、いつまでに、どんな方法で連絡が来るか、次回ステップはいつ頃かなど必ず確認しましょう。
採用活動のスケジュールを作成していない会社などありません。
目安すら教えてくれないのは、人事がパニック状態か、【2】補欠要因として就活生をキープしておきたい会社かもしれません。
(文:就活図鑑編集部)