人事が困る面接官【3】不合格にできない
- 2016/12/5
- 編集長ブログ

就活生のみなさんからすると「面接官」って、それだけで緊張してしまう存在ではないでしょうか。
ここではそんな緊張をちょっと解きほぐす、面接官の素顔をご紹介したいと思います。
毎年、新卒採用シーズンになるとたくさんの面接官に面接を依頼しています。
会社の規模によっては、数百人に声をかけて面接調整することは珍しい話ではありません。
全員が全員模範的な面接官なはずもなく毎年、人事を泣かせる面接官の数々をシリーズでご紹介します。
【不合格にできない】
「え??そんな面接官いるの??」
「そんな面接官に面接されたい」
そう思う就活生も多いと思いますが、残念ながら存在します。
理由は人それぞれですが、
自分の子供だと思ったら、落とせない
という面接官がけっこういます。
面接官の多くが、就活生の親御さん世代です。
面接官だって、普通の人間です。
家に帰るとみなさんと同じ年代の息子さん・娘さんがいる人も多いです。
- 「なんかさ〜、自分の子供が面接で落とされて落ち込んでいるの見てたら、どうにか救ってあげたいって思うんだよ。」
- 「Aさん、めちゃくちゃいい子なんだよ。仕事は…微妙なんだけどね。」
- 「Bさん、絶対いいところあると思うんだよね。面接では出せてなかったけど。」
私にも息子がいるので、気持ちは痛いほど理解できます。
しかし、心を鬼にしてその面接官に問うのです。
「来年自分の部下として配属してもいいですか?」
答えがYESなら合格、NOなら不合格。
この質問をすると面接官は、優しい親→厳しい管理職へと気持ちが切り替わるようです。
面接終了後、裏側では、人事と親心と葛藤する面接官とで、こういったやりとりがされています。
(文:就活図鑑編集部)