面接官の本音 こんなときどう思ってる? 【1】
- 2016/12/18
- 就活中期

面接から戻ってきた面接官から聞いた話をもとにご紹介します。
とあるグループ面接のときのお話です。
【状況】
面接官1名、学生6名
時間は、最後に質問(5分)を入れて、45分。
つまり、学生1人あたりの持ち時間7分弱。
「失礼します。」
ぞろぞろと面接室に入ってくる就活生たち。
時間が限られているので、挨拶をささっと終えて質疑応答にはいらなくてはなりません。
質問は決まっていないけれど、まずは話しやすいように
「自己紹介と志望動機を簡潔にお話下さい。では、左から順番にお願いします。」
という鉄板質問から。
さあて、聞きながら履歴書でも見るか…と視線を落とした矢先、しーんとした空気が流れています。
面接官「どうぞ。お話していただいて結構ですよ。」(本音「早く話してくれ。」)
就活生「…。えーと。あー。すいません、緊張しています。」
面接官「緊張しないでいいですよ。」(本音「時間ないから早くしてくれ。」)
就活生「あー。ごめんなさい。考えがまとまってなくて。」
ーこのあたりで同じグループの就活生の中にもイライラしている様子が見えます。
面接官「では最後にお願いしようかな。右の方からお願いします。」(本音「もー、相当頑張らないと挽回するの難しいぞ。」)
ー右の就活生は、えっ、私?!という表情になりつつも、回答。そして、一番の左就活生の番に。
就活生「言うおと思ったことが、前の方に言われてしまいました。」
面接官「わかりました。他にはないですか?」(本音「まさかこれで終了?何でもいいから話しとこうよ。」)
就活生「勉強不足ですみません。」
面接官「はい、では次の質問にうつります。」(本音「勉強不足という問題か?もうアウトだ、アウト。次の質問も左の就活生からすると危険だ。右から質問しよう。」)
ー簡潔とはいえ、自己紹介と志望動機が膨らんでしまい、結局20分くらい時間が経過し、次の質問に移りました。
さて、上記は、
- 面接慣れしていない就活生
- よくある質問の回答を準備していない就活生
- 自分の考えをまとめるのが苦手な就活生
によくありがちな、事例でした。
特に時間がないグループ面接において、上記のような就活生は面接官にどんな印象を持たれるのでしょうか。
- とにかくイライラする(せっかちな面接官)
- 空気が読めない人に見える
- 準備不足
- この会社、本命企業ではないかもしれない
- 面接に慣れていないので、逆に素の状態がわかった
- グループ全体の印象まで悪くなる
総じて、評価は低いです。
グループ面接は、会社説明会の後に行われるケースが多く、深く話し込む個人面接と比較すると「話の内容」に関するハードルは低いのが現状です。
最低限、グループ面接によくきかれる質問くらいは回答できるようにしておきましょう。
(文:就活図鑑編集部)