面接官を知る! 【氷河期世代の就職活動】
- 2016/12/20
- 就活中期

現在、就活されているみなさんの大半が「ゆとり世代」と呼ばれる、1987年〜2004年生まれ(諸説あります)の方ではないかと思います。
個人差があるのに、ひとくくりに「ゆとり」と呼ばれることに抵抗感があるでしょう。
しかしながら、いつの時代も大人は、若者が自分たちと異質な価値観をもち、自分たちと区別したがる傾向があるようです。
【主な世代の呼称】※年には諸説あります。
1960年〜1965年:新人類
1966年〜1969年:バブル世代
1970年〜1982年:氷河期世代
1982年〜1987年:プレッシャー世代
とはいえ、面接官の一般的な価値観を知ることは、短い時間の中でのコミュニケーション能力が必要とされる面接では有益です。
また、社会に出てからも、上司・先輩・お客様のことを理解する上でも必ずプラスになるでしょう。
今回は、面接官が一番多そうな氷河期世代について取り上げます。
【氷河期世代ーひょうがきせだいー】
2016年現在で、34歳〜46歳、いわいるアラフォーと呼ばれる面接官達です。
バブルが崩壊し、2.0%以上を維持していた有効求人倍率が急に下がり、就職活動が一転して大変になった世代です。
(参考:リクルートワークス研究所)
また、就職活動時にインターネットが導入されたのが、1996年。
企業を知るには「就職四季報」や「就職ガイド」というような新卒採用を行っている企業が掲載された冊子、大学の求人票、OB・OG紹介などでした。
エントリーは、冊子の巻末についている「資料請求ハガキ」に住所などを手書きで書いて郵送。ハガキがない会社には、直接問合せしたり、資料請求に関するハガキを書いて郵送します。
そうすると企業から会社パンフレットや選考に関する案内が届く、もしくは電話が自宅の固定電話にかかってくるという時代でした。
もちろん、PCで一括エントリーなどできず、履歴書は手書き、携帯電話ではなく、自宅の固定電話に結果連絡がきますので、電話の前でスタンバイする人もたくさんいました。
口コミ情報はないから、直接会って生の声を入手する、内定者期間は、基本放置。
企業によって差はあれど、これが基本的な就活でした。
※後半になってくると、インターネットの普及により、多少はみなさんの就活に近くなっています。
現在の一般的な就職活動について面接官に説明すると、まずエントリー数、情報(口コミ含め)の多さに驚きます。
採用広報活動、セミナー内容、選考方法の多様さに「当時、私だったら落とされていた。」と安心します。
そして、内定期間の懇親会や、研修などの手厚いフォローをうらやましがります。
ぜひ、面接官や入社後の上司などとの会話の際、「当時の就活はどうでした?」ときいてみてください。
とりわけ、エントリーの方法をきいてみると盛り上がるかもしれません。
(文:就活図鑑編集部)