採用担当者のおしごと ー社員でなくてもなれるんです!ー
- 2016/12/22
- 編集長ブログ

そろそろクリスマスですね🎄
就活図鑑編集部のスタッフ@北海道在住から、かわいらしい写真が届きました☝️
さて、仕事研究をした結果、採用という仕事に興味を持ってくださる就活生がいらっしゃいます。
「採用担当者になってみたい!だけど、新卒で採用担当を募集している企業は少ないし、入社後、異動が叶いそうな気配もない。どうしたら、採用担当者になれますか?」という質問をうけます。
たしかに、人気のある仕事だからこそ、なかなかチャンスが巡ってこないポジションのひとつかもしれません。
そして、近年は、採用を積極的に行う企業が増え、採用の経験者を求めているため、新卒だとか採用未経験とかで希望を叶えるのは難しい可能性が高い。
でも、どうしてもやってみたい!という方には、以下のルートがあります。
採用は、必ずしもその会社の人事部社員である必要はありません。
(とはいえ、社員がすることを私はおすすめしていますが。)
採用業務をアウトソース(外部委託)している会社で働くという手があります。
「え、採用担当者って社員じゃないの?」と驚かれる方も多いと思いますが、
- レジメの準備などの裏方作業だけを依頼している会社
- フリーダイヤル先の電話対応を依頼している会社
- 受付や適性検査の試験監督を依頼している会社
- 面接官を依頼している会社
- 企画から内定フォローまですべてを丸投げしている会社
さえ存在します。
実際に、私は上記のパターンすべての採用業務を引き受けたことがあります。
また、企業の採用担当者だった頃は、就活生が期待しているであろう「社員がやるべき業務」以外をアウトソーサーに依頼していました。
企業が新卒採用活動でアウトソーサーを利用する理由は、
「自分たち社員が24時間働いても回らないから」。
就活生の本業は勉学なので、就活サイトなどが主催する合同セミナーは、土日に集中。
選考解禁後は、短期間でぎゅうぎゅうにつまった選考スケジュールを敢行するとなると必然的にお休みはなくなります。
終電で帰れればラッキー。
サウナでシャワーだけ浴びて着替えて出社することもありました。
同僚との別れの挨拶は、「では後ほど!」。
(え、それってブラック企業じゃない。。。と思うかもしれませんが、一斉採用の方式が主流の現在、採用ピーク時にはワークライフバランスなんて言ってたら、採用できません。)
そんな採用担当者の救世主、それがアウトソーサー。
採用業務を請け負うアウトソーサーは検索するとたくさん出てきます。
また、派遣社員やOB・OG、内定者の方に手伝ってもらうこともあります。
みなさんがイメージしやすいのは、受付やアテンドと呼ばれる面接会場にご案内してくれる方ではないでしょうか。
様子を見ていると社員の方に相談したり、指示を受けていたりするので、興味があれば観察してみてください。
採用担当者として、どんなことをしたいかにもよりますが、アウトソーサーに就職をして採用業務を経験することはできます。
様々な企業の採用を知りたい、企業の人事(採用担当者)を助けたいと思うのならば、アウトソーサー。
しかしながら、あくまで一部(受付、面接、採用するまで等)だけのケースが多いのも事実。
実際に採用した学生を一人前の社会人になるまでサポートしたいなど、深く人と関わりたい場合は、やはり企業の人事部での勤務をおすすめします。
入り口(採用)は大事です。
でも、入り口だけでなく、入社した人が活躍できてこその採用担当でなくては、企業にとっても、社員にとっても意味がありません。
だからこそ、私は、採用は社員がすべきだと考えています。
(文:就活図鑑編集長)