
就活生を悩ます「自己PR」。
働いたことがないので、「一体自分の何が仕事で役に立つのか?そんなの知らんがなーーー」と思うのが就活生の本音ではないでしょうか。
とはいえ、必ず聞かれるのが、自己PR。
大半の就活生は自己分析して、企業が掲げる「求める人材像」「社員からきいた一緒に働きたいと思う人像」に近い自分の強みをどうにかこじつけて作成しているように感じます。
以下のグラフは、経済産業省『大学生の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」の認知度向上実証に関する調査』から抜粋したものですが、
ピンク:企業が学生に求める(不足していると考えている)能力要素
ブルー:学生が企業に求められているが、自分に不足していると考える能力要素
を表したものです。
さて、ここで理解して欲しいのは、
- 主体性
- 粘り強さ
- コミュニケーション力
に大きな差(ギャップ)があるということ。
つまり、学生は自分としてはできていると思っているが、企業からはできていると認識されていないのです。
逆に、
- 語学力
- 業界に対する専門知識
- 簿記
については、学生はもっと身につける必要性があると思っているが、企業はそんなことどうでもいいと考えています。
このギャップに気づかないと、いくらエントリーシートや面接内容を振り返ったところで、改善点を見つけることは自分ひとりの力ではどうにもならないでしょう。(がんばっても、がんばっても、なかなか結果につながらないことになります。)
次回ギャップを解消するため、特に差があると感じる【3】コミュニケーション能力について、企業が求める内容について説明していきます。
参考:年末年始にすべき就活準備【2】 社会人がすすめる就活準備
引用:大学生の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」の認知向上実証に関する調査
(文:就活図鑑編集部)