
実行する前に、考えすぎてなかなか一歩を踏み出せない。
希望業界・職種・会社を絞れず、ネット検索ばかりしている就活生がいます。
もちろん、最低限の情報収集は必要です。
何も調べずに企業のセミナー等に参加し、ホームページを見ればすぐにわかることを質問してみたり、ひたすら人事が話していることをメモしている就活生も困りますが、それよりも、なかなか企業のセミナー等に参加できない(動けない)就活生の方が内定には遠いのです。
とりあえず、会社に行ってみる。
社会人に話をきいてみる。
「本当に入社したいかわからない。だとすると人事に迷惑だと思う。」と企業を気遣ってくださる優しい就活生もいます。
しかしながら、就活サイトで簡単にエントリーや予約ができる現在、採用担当者も全員が自分の会社を第一志望だと信じているおめでたい人はいません。
そして、どんなに「入社したい!」と思ってくださっても、志望度が高いから内定を出せるとは限りません。
あくまで、お互いに選び、選ばれる場なのです。
だから、志望度が高くなくとも、とりあえず企業のイベント等に参加することが重要です。
実際に企業訪問すると、CMなどのイメージが良いと感じていても、自分には合わなそうだと感じることもあるでしょう。
全然知らない業界の会社の説明会に参加すると、実は意外と身近だったことに気づいたり、これから世の中に出てくるサービスについて知ることができたり…。
そこで出会った就活生と親友になれたり、就活とは関係のないところでメリットがあるかも😊
無料で、企業の本社ビルに入室できたり、自社の戦略や強み等を説明してくれたり、社員と話せたりする機会は、卒業後はほぼありません。
もし、最終的に入社先にならなかったとしても、将来的にクライアントになったりすることもあるでしょう。
考えすぎて動けなくなるという就活生は、とにかく何でもいいから(説明会に参加するとその会社が製造している製品をもらえることもある…)、企業が開催しているイベントやオープン(プレ)セミナーに参加してみることをおすすめします。
社会人になってからも、よく机の上でPCに向かい、あーでもない、こーでもないと動き出せない人がいます。
このデータの分析してから…、リスクを調査してから…、シミュレーションしてから…。
もちろん分析することは必要ですが、自力でするには限度があるし、たくさんの人に会って意見をきいたり、話をしてみたら、もっといいアイデアが浮かんでくることの方が多いのです。
学生時代のテストとは異なり、「正解」「模範解答」などないのが仕事。
就活も同じこと。
自分なりに考えて動いてみることを習得できれば、社会人になってからもきっとその経験が役に立ちます。
(文:就活図鑑編集部)