
今日は、ホワイトデー♩とはいえ、会社説明会などでそれどころではない就活生も多いのではないでしょうか。
さて、このコンテンツは、私が採用担当をしていて実際に出会った、採用担当者が実際に遭遇した就活生のお話です。
【悩み】
最初のグループ面接は突破できるが、個人面接はすべて不合格。
(この場合は、第一印象には問題ないが、話の内容に問題があるケースがほとんど)
【自己PR(学生時代に一番努力したこと)】
大学の勉強、無遅刻無欠席
【面談時の印象】
第一印象はとてもよく、明るく、元気な女子学生。
彼女のPRは「無遅刻、無欠席で勉強をがんばりました!」なので、「御社に入社した場合は、無遅刻無欠席で頑張れます!」というものでした。
ゼミの研究テーマも特に興味深いものでも、その企業にとってプラスになるようなことも見当たりません。
確かに、学生さんの本業は勉学です。
ただ、それって自分が学びたくてお金を払って受けているサービスで、勉強するのは当然のこと。
社会人におきかえると、就業規則で9:00出社と定められているから9:00に出勤するのと何ら変わりありません。
しかし、同様の学生が例年よりも多いことに気づきました。
おそらく、どこかのセミナーで、内定者が実際に行った自己PRをそのままぱくっているか、どこかの企業の社員がこういうことを評価すると鵜呑みにした就活生の口コミかはたまた就活塾で教えられたものなのかはわからないが、だいたいそんなところかと。
新卒採用の選考時期は、1日に100名程度の就活生と面接することもよくあります。
それが数日続いたら、今年の就活生の傾向は、自然に把握できるのです。
競合他社がどんなセミナー内容なのか、○×ナビでは、この職種について、このキーワードを使用しているとか、面白いくらいにわかります。
それを使用するのはかまわないと思います。
ただ、自分なりにその意味を咀嚼してから使用しないと、明らかに他人の服を借りてきて着ているようなもので、社会人にはすぐに見抜かれてしまいます。
彼女の場合、とにかく第一印象は良いので、プラスαのよいところを一緒に探し、PRをこう変えました。
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第一印象の良さを武器に周囲の人の潤滑剤の役割を果たせること、本音を引き出せることが強みです。
また、彼女の第一志望が製薬メーカーでしたので、
- 上記の能力が活かせることと
- 入社後3ヶ月近く行われる専門知識の取得に勤勉であること
を絡めてアピールした結果、見事内定をGetしていました。
(文:就活図鑑編集部)