
面接官以上にたくさんの就活生と接する受付スタッフ。
そんな会社説明会・面接などで受付をしているスタッフからきいたお話をご紹介します。
第五回目は、猛ダッシュで汗だくの就活生です。
おそらく、
- 寝坊してしまった
- 前の予定が長引いてしまった
- 電車が遅延
- 迷った
- 予定を詰め込みすぎた…
理由や言い訳は色々あると思います。
いずれにせよ、受付の時点で「余裕がない」就活生。
まずは、乱れた呼吸を整えたり、汗をふいたり、身だしなみ(髪型・お化粧など)を直したりしなければなりません。
早めの到着であればできたであろう
- 待ち時間に配布された資料を読む
- 社員の人と雑談をする
- 社内を観察する
- 言いたいことを頭の中で復習する(イメトレ)
- 就活生との情報交換…
などには手をつけられず、他の就活生からの冷やかな目線も気になり、勝負の前に気まずそうにしている就活生も多いと受付スタッフは言います。
そんな自信喪失の精神状態でのぞむ面接。
中にはうまく切り替えられる就活生もいますが、合格率は低い。
さらに、身だしなみを直す時間もなかった就活生は、かなりの確率で不合格だそうです。
仕事の実績がアピールできない新卒採用の場合、
自分がやってきたことに絶対的な自信を持つ
ことは難しいのです。
だからこそ、どこか不安なところがあると気になって集中できなくなって、崩れてしまう。
そんな経験は、就活生だけでなく若手の社会人にもある話です。
時間を守る=そのために余裕をもった行動をする(5〜10分前行動)
というビジネスマナーは、こういった背景からうまれた昔の人の知恵だと私は思います。
普段、自宅・大学・アルバイト先の往復だけの学生にとって、いきなり公共の交通機関を駆使し、全国の会社に訪問するのは大変なこと。
以下のように起こりうることを想定して、準備をして、心に余裕をもたせておきましょう。
- 地図だってあるけどわかりにくい →あらかじめ場所を確認しておく
- 携帯の充電が切れそう →充電器を携帯しておく、充電スポットを確認しておく
- 前の選考が何時に終わるかわからない →事前に確認しておき、それでもだめなら次の訪問先に予め連絡をしておく
「めんどくさいなー、時間が何時間あっても足りないわ。」
そんな声が聞こえてきそうですが、今やっておいて損はありません。
社会人になってからも必要なスキルであることは100%保証します。
(文:就活図鑑編集部)