
企業研究を通り越して、
- 企業や製品の熱狂的なファンもしくはオタク
- 社員に恋してしまう
就活生がいます。
会社を深く理解してもらえるのは、社員にとっては嬉しいです。
ただし、方向性を間違えると、それは「熱意のある人」ではなく、「気持ち悪い人」と評価されることになります。
- 会社・製品について、下手すると社員よりも詳しい
- 会社・製品について話出すと止まらない
- 同じ内容の採用イベントに何度も参加する
- 社員の一挙手一投足を観察している
- 社員の個人SNSを毎日見て、いいね!ないしコメントする
- 用事もないのに会社付近をうろうろする
採用したいかどうかのポイントは、
会社・製品のことをいかに好きかではなく、
会社・製品のことをたくさんのお客様に好きなってもらえるような仕組みをつくれる、もしくは売り込める、そんな製品を企画をしたり、生み出せるか。
自分はこんなに好きなのに、とある企業に落とされた…と思う方、冷静に自分の行動を振り返ってみましょう。
判断できないようであれば、第三者の意見をきいてください。
「好き」という気持ちは大事です。
しかしながら、そのせいで、企業を自分の都合のいいように解釈していないでしょうか。
『あばたもえくぼ』という言葉があります。
これは、人を好きになってしまえば、その人のあばた(欠点)ですら、えくぼ(長所)に見えてしまうという状態を表したもの。
そして、そんな状態のときは、周囲の人がどんなにアドバイスをしても聞く耳を持ちません。
素直で純粋な学生さん。
採用活動は、企業のアピール合戦。
会社説明会に参加して「いい会社かも!」と思うのは当然なのです。
「好き」であればあるほど、
- 冷静に自分に必要な情報を多角的に集めて分析
- 第三者からの客観的なアドバイスを比較検討
することが、入社後、短期離職をしないために重要だということを忘れないでください。
(文:就活図鑑編集部)