
こちらの記事は、長年採用担当者として様々な学生、社会人と接してきて感じた職業人としての意見です。
お気に障る内容も多々あるかと存じますが、予め、ご理解いただき、本当の意味での親御様がすべきサポートをお願いいたします。
さて、先日『就活生の3人に1人が内定が出ている』というニュースを目にされた方も多いのではないでしょうか。
「うちの子どうなっているのかしら」と不安な親御さんもいらっしゃることと思います。
確かに企業の採用活動は早期化していますが、実はかなりの企業が採用目標人数を達成できないことが見込まれています。
データ上は、就職を希望する学生人数を100人とすると約180人の採用枠がある状況。※わかりやすい表現にしています。
企業はできるだけ入社人数を確保するためにぎりぎり(2018年3月頃)まで採用活動を続けるでしょう。
つまり近年の採用活動は、早期化だけでなく、長期化しています。
お子様のために色々と口を出したくなる時期かとは存じますが、そこはこらえて、『交通費を中心とする経済的なサポート』をして差し上げてください。
地方の場合は特に負担が大きくなります。
もし同居されていらっしゃるのならば、おいしいご飯も有効です。
ただし、毎日「どうだった?」「うまくいっている?」等、聞き出そうとしないでください。
うまくいっていれば、自分から話し出すはずです。
それまで気長に待ちましょう。
もしも、うまくいかないといって家から出なくなったら要注意です。
その場合は、なるべく外出させるように促してください。
また、家の手伝い(家事や家業など)で気分転換させてみることも手段のひとつ。
さらには、大学のキャリアセンターに相談することを促したり、社会人の知人(できれば若い方)を紹介するなど手段はたくさんあります。
弊社でも、自己PRを一緒に考えたり、不合格の理由をフィードバックするなと様々なサポートを行っています。
自力でどうにもならないと感じられましたら、ご相談されることをおすすめします。
(文:就活図鑑編集部)