
就活生のみなさんからすると「面接官」って、それだけで緊張してしまう存在ではないでしょうか。
ここではそんな緊張をちょっと解きほぐす、面接官の素顔をご紹介したいと思います。
毎年、新卒採用シーズンになるとたくさんの面接官に面接を依頼しています。
会社の規模によっては、数百人に声をかけて面接調整することは珍しい話ではありません。
全員が全員模範的な面接官なはずもなく毎年、人事を泣かせる面接官の数々をシリーズでご紹介します。
【わかりやすい】
グループ面接などで見かける光景ですが、
- やたらと質問をされている人
- まったく質問をされていない人
の差が激しすぎる面接官がいます。
やたらと質問をされている人の魅力を引き出そうとして…であれば、よいのですが、たいていは自分が関心のある(第一印象が良い、履歴書だけをみて合格だと思う、最初の質問に対しての回答が気に入った等)人の話をききたいから。
詳しく話をきくのは、次のステップ(個人面接)の目的だということをすっかり忘れてしまうのです。
限られた時間で最大限自分をアピールしたい就活生からすると、この不平等さは、不満につながる迷惑行為。
また、たいてい質問が集中した学生の面接評価シートには詳細が書かれているけれど、その他の学生へのコメントは未記入だったりします。(ろくに質問していないので、そりゃ書くことなんかありません。)
仮にコメント未記入であった学生が内定に至った際、『どうしてあなたを採用したいと思ったのか』についてフィードバックをしたい採用担当者としては、非常に困るのです。
学生さんは立場上、面接官に対してのクレームは相当のことがなければ採用担当者に直接言ってきません。(言うとすると、SNS上)
でも、もし少し度がすぎているとそこにいる大半の学生が感じたならば、採用担当者に話してみることをおすすめします。
そのときは、参加した複数の学生と一緒に「関心を持たれるような話ができなかった私(達)の責任もあるのですが…」と口火を切るとただのクレーマーと思われないポイントです。
面接官=優秀な社員ではありません。
まさか大手有名企業の面接官がポンコツなわけがない…と思うなかれ。
数合わせ、誰かの代理、面接官として不適切な人材だって存在することを忘れないでください。
(文:就活図鑑編集長)