コミュニケーション能力を分解せよ!
- 2017/10/20
- 就活初期

「コミュニケーション能力」
よく耳にする言葉ですが、非常に奥が深く、難しいものです。
企業が求める能力のひとつがコミュニケーション能力で、就活生のみなさんも重要だと理解しています。
しかしながら、コミュニケーション能力の定義が、社会人と学生では認識が違っているのです。
【学生が考えるコミュニケーション能力の高い人】
話が上手、明るい、面白い、ノリがいい、プレゼンが上手、交友関係が広い…など
【企業が望むコミュニケーション能力の高い人】
自分がして欲しいことを他人にしてもらえる能力
(この人のいうことだったらきいてやろうかと思わせる能力)
上記の企業が望むコミュニケーション能力は、以下に分解することができます。
- 目的を自分自身が理解していること(何をしたいのか)
- 相手は適切なのか見極めること(相手は適切か)
- 相手に伝える準備(相手がどんな人か、どうすれば話をきいてもらえるか、話すタイミング、直接がいいのかメールがいいのかなど)
- 実際に話す(実行力)
- 対話しながら探る(方法は間違っていないか、違う方向になったときの軌道修正など)
- 確認(言いたいことが伝わったか)
- サポート(相手にしてほしいことをしてもらうために自分ができることをする)
- クロージング+フォロー(相手にしてほしいことをしてもらう、お礼、関係を継続させる)
なんだか難しそうに思えるかもしれませんが、普段の生活に置き換えてみてください。
仮に自分がお小遣いを欲しいと思い、お母様にお願いするという状況を例にあげてみましょう。
(わかりやすいように簡単な例をあげています。)
- お小遣いが欲しい
- 父親か?母親か?それとも祖父母か?遊びに来ると言っていた叔父さんか?
- 母親は朝は忙しく、機嫌が悪い。夜のお風呂上がりに鼻歌を歌っていたら話しかけよう
- 話してみた
- どうやら今月は法事があるらしく、本当は1万円欲しいが5千円にしてみよう。なんか関係のない部屋を掃除しろという注意をうけてしまった
- いつくれるのか確認(うまくいけばその場でゲット♥️)
- 家事を手伝ってみる
- 無事にお小遣いゲット♥️お母さんありがとう、毎日何らの家事を手伝う
これが一連の流れです。
こういった自分のして欲しいことを相手にしてもらうためには、相手を知る必要があることが理解できるでしょう。
上記の例は自分の母親なので、簡単ですが、他人しかも年代の異なる人となれば、勝手は違います。
同年代の友人達とばかりコミュニケーションをとっていると、どうしてもこの経験が不足してしまうのです。
ゼミ、アルバイトなどでどれだけ年代の異なる人、社会人と接しているかチェックしてみてください。
就活はもちろん、コミュニケーション能力が高いことは、社会人生活・プライベートを充実したものにさせてくれます。
(文:就活図鑑編集部)