採用活動の基本【3】
- 2017/10/24
- 編集長ブログ

長年採用活動をしていると「採用できる会社(採用担当者)」と「採用できない会社(採用担当者)」がすぐにわかるようになります。
特に、
・売り手市場(まさに今)
・知名度が低い会社
では、採用担当者のスキルが重要です。
一体どこに差があるのか。
さて、第三回は、採用における「顧客目線」(後編)について掲載したいと思います。
【候補者ニーズの真相理解】
採用担当者のレベルによって、
- ききたいことを整理していない
- ききたいことは整理されているものの、質問していいか躊躇してしまう(結局きけない)
- 質問の仕方が遠回りすぎる、もしくはつっこめずに終る(結局きけていない)
- ききたいことがきける(ただし、なぜかは不明もしくは、予測の範疇)
- ききたいことをきけた上で、そう回答した事情まで確認できている
と分類されます。
採用できない会社の人事は、候補者の本音を引き出すことをしていません。(そもそも質問すらしないケースも)
理由をきくと、「そんなことまできいていいのか迷います。」と回答してくることが多い。
確かに、雇用機会均等の観点からきいてはいけない質問も存在します。
しかしながら、雇用機会均等に該当するNG質問例を自分でしっかり勉強している人は少ないのです。
プロという観点からすると、気になった瞬間に調べられるこのご時代。
ネット検索すらしないのは、ただの任務懈怠だと私は思います。
自分が社長だったら、自分がマネジメントする立場であったら、自分の任務を軽くしたいと考えている現場担当者であったら…
そう考える採用担当者はどれほどいらっしゃるか。
ただ、人数確保すればいいなんて話はあまりにも無責任です。
成果があげられる採用担当者は、気になることは面接あるいは選考中に確実にヒアリングできています。
もし、上記の4までの採用担当者がいらっしゃれば、ぜひご自身の面接を思い返してみてはいかがでしょうか。
(文:就活図鑑編集長)