2019卒 どちらに転んでも損しない! 入社承諾書に関する対処方法
- 2018/1/24
- 就活後期

内(々)定通知をもらった返事として、「入社承諾書」の提出を求められることも多いかと思います。
こういった内容の書面を見たことがない就活生からすると、サインをしてしまったら、絶対に入社しなければいけないような気になるのは理解できます。
しかしながら、ご存知の通り、入社承諾書を提出したからといって、絶対にその企業に入社しなければいけないという法的拘束力がありません。
「職業選択の自由」が優先されるからです。
入社を迷っている学生は、
「〜まで回答を待ちます。それまでに決断し、入社意思があれば承諾書を提出してください。」
と言われることが多いでしょう。
その期限までに受けたい会社の結果がすべて出そろうかというと
答えはNoです。
では、どうしたらいいか。
悩みに悩んで、保留期限に辞退する律儀な就活生もいますが、多少なりとも入社してもいいと考えているのであれば、入社承諾書は期限までに必ず提出しましょう。
正直に話すという手もありますが、明らかに数か月先まで結果がでないというケースもあるからです。
さらにいうと、期限当日までひっぱると悩んでいる感がでるので、早めに出すこと。
そして、内定者イベントにはしっかりと参加しながらも、気が済むまで就活は続けたらよいです。
失礼のない対応をすることで、内定時評価を高くキープすることができます。
ライバルに差をつける内定期間の行動
もし、志望度の高い他社から内定が出たら、丁重にご辞退すればいいだけなのですから。
人事に応援してもらえる内定辞退5つのポイント
ところで、なぜ企業は法的拘束力のない入社承諾書を書かせるのでしょうか。
「オワハラ」のひとつでしょうか。
たしかに企業は内定辞退防止のために、様々な策を打ち出しています。
- 受けている企業に全部辞退連絡をしたら内定を出すと言う
- 人事の目の前で、他社に辞退連絡の電話をさせる
- 毎日呼び出されて、他社の選考に参加できない
- 内定期間中にアルバイトをしてもらう
- 内定期間中に研修プログラムを提供する
- 内定者懇親会などで横のつながりをつくる
- 担当社員をつけて、定期的にコンタクトをとる
- 企業のイベントなどに参加してもらう…
精神的につなぎとめる1つの方法としては有効かもしれませんが、入社承諾書については、どちらかというと「リスク回避」です。
内容をよく読んでください。
写真の2条、3条には、入社を取り消す事由についての記載があります。
いざ、何か発生した際に「入社承諾書」をもとに話し合いができるように提出してもらうのです。
つまり、入社承諾書は、内定辞退防止はもちろん、こういった採用リスクを事前に防ぐ目的も兼ねています。
(文:就活図鑑編集部)