内定が出ない理由【13】
- 2018/2/6
- 就活中期

志望動機が、明らかに受けている企業を対象にしたものではない
どういうことか。
通常、面接前には、
- 就活サイトでエントリーを受け付けている
- エントリーシートの提出
- 会社説明会を実施する…
という企業が多いため、受験する企業について何も知らないという状況は少ないです。
エントリーシート、面接時の志望動機に関する質問において、コピペレベル(※1)であれば、「まあ、いいか」という判断をします。
※1)コピペレベル:業界に関しては共通の理由で、企業のところだけ志望理由を一部変えている。
しかしながら、上記ステップを通過してきたのか疑問に感じさせる就活生が存在します。
とある製薬企業での新卒採用。
その企業は、職種別採用を行っており、当日は、MR(製薬企業の営業職)の面接。
面接前の会社説明会では、MRの役割、一日の流れなどを説明し、MR社員も数名参加し、
就活生の質問に細かく回答するという内容でした。
面接官:MRの仕事をするにあたって、活かせると思うあなたの強みを教えてください。
就活生:フットワークの良さです。薬をたくさんのお客様につかってもらうために、病院近くのマンションなどのポストに(薬の)チラシを一軒でも多く配布できます。
面接官:MRが訪問するのは病院・薬局・卸などですよ。
就活生:いえ、個人のお客様も重要です。
面接官:…(これ以上いっても仕方ないと思い、終了。)わかりました。
グループ面接だったため、同時に面接受けていた就活生すらドン引きの状態でした。
その就活生、
- 理解度が低いのか
- 今までのやり方ではない新しい手法で営業をすべきと考えた
のかはわかりません。
お察しのとおり、結果は不合格です。
もちろん、「仕事」をすべて理解することはできません。
とはいえ、会社説明会でしてもらったことは最低限理解をして面接にのぞむことは、ひとつの礼儀です。
練習台と考えている企業でも、真剣に面接準備するところから練習しましょう。
そうでないと、「練習」にはなりません。
全力を出す練習をしなければ、全力は出せないことは、部活や受験勉強などを通じて体験されているはずです。
「内定が出ないのは、本気を出していないせいだ。」
「自分はやればできる(けれどやらない)。」
とおっしゃる方がいます。
でも、「本気を出していない」「やっていない」ことが問題であることに気づいてください。
実は、やってみるとできなかったことがたくさんあるはず。
そこに気づくことが、内定への第一歩です。
(文:就活図鑑編集部)