2019卒 就活だけに集中してがんばっている方へのアドバイス
- 2018/2/9
- 就活中期

大学のテストも終わり、この冬休みは「就活に集中!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、ひとつのことに集中する方が向いている人とそうでない人がいることを
ぜひ頭の片隅に覚えていてほしいのです。
実は、相談にくる学生の中には、「就活うつ」状態の方もいらっしゃいます。
普段は明るく、活発で、どちらかというとリーダータイプの方でも、慣れない就活によって、急に様子がおかしくなってしまう。
話をきいてみると、就活以外のことをすべてストップしているケースが多いのです。
- 普段つきあっている友人と会わない
- 大学・ゼミなどに行かない
- アルバイトをしない
- 趣味は休憩…
もちろん、受験勉強のように「学力」だけを問われる試験であれば、上記のような方法が有効に働くことは否定しません。
しかしながら、就活はどんな企業も「コミュニケーション能力」を問われる場所。
そして、素の自分が試される場所なのです。
参考:コミュニケーション能力を分解せよ!
特に、「こうあるべき」という想いが強い方は、就活のときだけの「理想の自分」をつくりあげ、演じようと必死になります。
「こうあるべき」という姿は、企業の求める人材像から想定する就活生も多いです。
長年採用担当者として、お伝えしたいことは、
企業の求める人材像など真に受ける必要などありません。
現在在籍している社員が「求める人材像」ではないことの方が多いから。
とはいえ、ノープランと思われるのも恥ずかしい、他社もやっているし…という理由で設定している会社だってたくさんあります。
また、就活以外のことが就活に役に立つことがあります。
- GD(グループディスカッション)のテーマが、ゼミの先生の研究テーマと関係していて助かった
- アルバイト先の友人の知人が入社したい企業に勤めていて話をきくことができた
- 面接官と趣味が同じで、実は同じイベントに参加していたことで話が盛り上がった…
就活は一生を決める重要なもの。
だけど気負う必要はありません。
もちろん、程度問題ですが、真面目な方ほど追い込まれやすい。
だからこそ、「息抜き」や「素の自分を出せる時間」をぜひ確保してほしいのです。
話を少しそれますが、「イベントのための洋服を探しにいく!」と決めた日は、なかなか見つからず。
待ち合わせ前の空いた時間で、「これだ!」と思うものに意外とめぐりあってしまうことはよくあることです。
余裕が視野を少しだけ拡げてくれているのかもしれません。
社会人になるとひとつの仕事だけに集中させてもらえることはありません。
そして、集中すればするだけ視野の狭さを指摘されることがあります。
就活は、社会人へのトレーニング。
そう思って、就活してみてはいかがでしょうか。
(文:就活図鑑編集部)