2019卒 採用イベントで観察すべきこと
- 2018/3/5
- 就活中期

みなさんは、様々な方法で「企業研究」を行っていらっしゃると思います。
各地の大型イベント会場でも、企業の姿勢・現状を把握することができますので、ご紹介します。
もちろん、以下にあてはまったら、絶対だめというわけではありません。
程度についても考慮する必要があるので、あくまでひとつの参考としてお考えくださいね。
【1】開始時間なのに始められない。
イベント会場などで、他の企業はブースの準備が終わっているのにも関わらず、バタバタしながら設営をしている。
さらにひどいのは、社員がいない企業があります。
【2】ブースのデコレーションがお粗末すぎる。
過剰すぎるデコレーションも就活生から「ぎらついていて怖い」という評価がありますが、
だからといって、何もない/コストをかけていないのがすぐにわかる企業も存在します。
【3】社員が明らかに疲れている
スーツがしわだらけで汚れている、手入れされていない靴、ネイルがはげている、髪の毛がぼさぼさ…、
目の輝きが失われ、表情がさえないなど。
【4】登場する社員が就活生からみて「ただのおじさん」
有名な社長/名物人事などであれば話は別ですが、就活生にとって話しやすい、ブースに入りやすいのは
世代の近い社員。
さらにビジュアルがよければなおよし。
にも関わらず、「ただのおじさん」をアサインしている。
【5】プレゼン資料がいまいち。
字が小さい、文字や使用している色が多く、見にくい。
誤字脱字だらけ。
アニメーションも作動しないなど不備が多い。
【6】社員の仲が悪そう。
ブースの裏で激しく叱責されていたり、若手の社員が上司に萎縮している。
社員同士で会話しない、目を合わせない、誰かを介してなど不自然なコミュニケーション。
社員同士の連携がとれていないので、アナウンスなども人によって異なる。
漂う空気が重い。
【7】社員が楽しくなさそう
事務的にプレゼンしている。
仕事のやりがいなどを質問しても「うーん。なんだろう。」などアピールする気が感じられない。
ブースから離れた瞬間に愚痴を言っている。
上記から、どんなことが読み取れるのか。
全体を通じて「顧客志向」の低さが、わかります。
就活イベントは、就活生しか来場しません。
つまり、よほどのターゲットを絞った企業以外は、全員が「顧客」。
顧客だらけの状況で、【1】~【7】の状況では、「顧客志向」が欠如していると判断できます。
と同時に「競合意識」の低さが、わかります。
就活イベントは、1社で実施はされません。
必ず、他の企業が存在します。
必然的に、就活生からは比較されるということ。
次に、【1】【5】から、
- 忙しすぎて時間がない
- 社員の能力が低い、だらしない
- チェック体制が整っていない
ことがわかります。
そして、【6】【7】から、
- 社内(部署)の雰囲気が悪い
- 風通しが悪い
- 社員のモチベーションが低い
ことがわかるでしょう。
弊社は、「顧客第一主義」です。「顧客ニーズをとらえたサービスを提供しています。」
どんなに口では、素晴らしいことを言っていても、「行動」が伴わなければ、意味がありません。
労働力不足の今、採用活動も企業にとっては、営業活動のひとつ。
就活生は、大事な「顧客」なのです。
その「顧客」を前にして、どういう行動をとるか。
これを観察することは、とても有益な企業研究です。
(文:就活図鑑編集部)