内定が出ない理由【14】
- 2018/3/6
- 就活中期

エピソードが古すぎる
「学生時代に一番がんばったことを教えてください。」
という質問は、よくあるのはご存じのことでしょう。
この質問に対して、
文字通り、学生時代をきかれている…といって、高校、中学、下手すると小学生時代のエピソードを語る方がいます。
- インターハイで優勝した
- 部活に熱中した
- 濃い人間関係を築けた…
本人からしたら、それらを選択した理由がちゃんとあるでしょう。
しかしながら面接では、直近である「大学生活」の話をしましょう。
「いやいや、このエピソードがなければ今の自分は語れない!」
という方がいます。
その場合、おそらく今のあなたを形成したものは何なのかについて、追加で質問してくれるはずです。
もし、ないようであれば、そこで補足説明をしてもいいでしょう。
(面接時間は限られていますので、手短に。)
社会人だって、仕事について質問した際、一体何十年前の話をしてるんだよっとつっこみたくなる人がいるのも事実。
中途採用面接で、職歴の長い方には、「この数年以内で」と前置きをおきます。
昔々の営業手法や数字をきいても、現在は通用しないことが多いからです。
空気を読まずに、昔話を繰り返すと、
「この人は、最近がんばったことないのでは?」
「過去の栄光にしがみついている。」
と評価されていますので、もし心当たりのある方は、ご注意ください。
今、求められているのは「経験を活かしながらも、変化に気づき、柔軟に対応していく能力」です。
新卒採用の場合、就活生は二十数年の人生でできあがった自分を評価されることになります。
ところが、面接時間は短い。
すべてを見てもらえることは困難です。
だけど、社会人になってからも同じ。
ミーティングや商談はもちろん、面接ですら、過去の自分のすべてを語らせてもらえる時間など与えられません。
だからこそ、短時間で最大限アピールしなくてはならない。
自分が最高に輝いていたのは、「昔」と思っている方は、少し意識してみてください。
そして、昔話は当時の仲間たちとの時間にとっておきましょう。
当然ですが、企業が求めるのは「今」そして「これからも継続して」、輝いている人です。
終身雇用制度は、思っている以上に崩壊し続けています。
- 自分のスキルを更新し続ける
- 新しい世の中に必要なスキルは何かをキャッチする
- さらにそのスキルを身につける
ことが、求められ続ける人材にとって必須だと強く感じる今日この頃です。
(文:就活図鑑編集部)