2019卒 内定先について親御さんからの反対があったときの説得方法
- 2018/3/30
- 就活後期

自分のやりたいことが実現できそうな企業だけど、親に相談すると反対されてしまう。
実は、上記のケースは非常に多い。
そんな場合は、親御さんに以下を転送する、もしくは内容を伝えてみてください。
働くのは、誰でもないあなたです。
人生の責任は自分にあります。
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内定先を頭から否定しないでください!
お子様が入社を決めた就職先について、自分がきいたことのない会社、業界、職業という理由で入社を反対しないこと。
よく、就活生から自分が入りたい会社、やってみたい仕事を親御さんに反対されて、どうしようか困っているという相談を受けます。
もちろん、大事なお子様の就職先に対して、親としてアドバイスをしたいという気持ちは同じ子を持つ親として痛いほど理解できます。
また、自分も大学生のときには、最終的な判断を両親に相談したものです。
とはいえ、近年の学生さんの傾向として「親御さんの意向を尊重する(親想いで優しい)」方が多いです。
参考程度ではなく、「母親がすすめるので…」と入社を決める就活生が昔に比べて増加していると実感します。
その結果、何が起きるか。
入社後、壁にぶちあたった際、ギャップを感じた際に
「こんなはずではなかった。自分がやりたいことは他にあった。この会社は親に言われたから入社したんです。」
と短期離職してしまう。(中途採用面接をしても、こうおっしゃっる方が本当に多いです。)
人間、自分で決断したことなら、多少のことがあっても頑張れます。
例えば、親御様がお子様のために良かれと思って習わせた習い事と、お子様本人がやりたいと言い出した習い事。
上達するのはどちらでしょうか。
言うまでもなく、自分から言い出した習い事でしょう。
勤務先だって同じことです。
現在、親御様が就職活動をしていたときとは状況が違います。
私は、1999年に就職活動をしていましたが、当時とも状況は違います。
- 当時の人気企業が、なくなっていたり、合併等で全然違う会社になっている。
- 無名企業が大企業になっている。
- 存在しなかった業界や職業が存在している。
- (そして将来は、最新技術が発達して、人間の仕事はさらに変化する。)
つまり、自分たちが就職活動をしていた頃の話は、あくまで参考意見であって、その価値観を押しつけてはいけません。
大企業にいれば、公務員、資格があれば安心と考えるのは、高度経済成長期だけの話です。
結局、親御様たちの若い頃と違う時代を生き抜いていかなくてはならないのは、お子様本人ということ。
これをぜひ忘れないでください。
孫と趣味をこよなく愛する私の母親(60代)は、帰省する度に
「今何してるの?まあ聞いても、あなたの業界や仕事は、何度きいてもわからない(笑)友達に聞かれても、面接官って言ってるの。まあ、楽しそうだから何でもいいわ。」
と言います。
(ちなみ、母親は、医療系の資格をとって専門職(薬剤師等)、税理士やらをやたらとすすめていましたが、私はIT業界を選びました。)
今、皆様の関心は、「就活中のお子様」に注がれていますが、しばらくすると違う何かに興味は移るでしょう。
そのとき、お子様が楽しそうに働いている、これが一番だと思いませんか。
もしも、本人が辛そうであれば、話をきいてあげるというスタンスが、逆にお子様を立派な大人へと導いてくれるのではないでしょうか。
(文:就活図鑑編集部)