
関東では梅雨が明け、暑い日が続いていますが、夏バテなどされていないでしょうか。
3年生はすでにインターンシップが始まったり、
4年生は内定期間を楽しんでいる、公務員試験なども考慮しながら就活を続けているなど
状況は様々でしょう。
就活図鑑編集長の西村が夏になると作業効率が悪くなる(といいはっている)ため、
弊社スタッフも、家族との予定を満喫できるよう交代で長い夏休みを取得します。
さて、本日は、面接官が話をきくのをやめたくなる就活生【4】をご紹介します。
「(入社前なのに)やりたくない宣言をしてしまう」
面接をしていると、
・「御社は残業はどれくらいありますか。私、習い事をしたいので残業はいたしません。それでよいでしょうか。」
・「アルバイトをしていて定型業務のような単純な業務は向いていないことがわかりました。企画業務に専念できますか?」
・「営業は無理なので、事務などサポートをやるつもりです。」
など、早々と無理宣言をする就活生が存在します。
もちろん、人にはおかれた環境により、転勤が無理だったり、できない業務はあります。
これを否定しているわけではありません。
しかしながら、学生時代の経験だけで「無理なもの」を早々と決めつけないでください。
私たちも、昔無理っと思っていても、それが得意分野になった業務がたくさんあります。
できるだけ可能性は拡げておいた方がいいのです。
「一生懸命がんばってだめなら仕方ない」
そんなスタンスの就活生は面接でも好印象につながります。
さて、売り手市場もあってか、企業側がなるべく学生のニーズに応えようというスタンスで採用活動を行っています。
- 「どんな会社が理想?僕が思うにうちの会社はそういう部分もあるよ。」
- 「やってみたい職種は?なるべく希望はきくかから。」
- 「どんな職場の雰囲気がいいの?そういう部署もあるよ。」…
内定承諾前/入社前までは、ファーストクラスのお客様並みの扱いを受ける就活生。
そんな状況だから就活生も、「自分は特別」「今は企業を選べる時代だ」と感じてしまうのはいたしかたない。
とはいえ、入社後は、ファーストクラスのお客様から、身内(しかも一番の格下)に一気に急降下することになるのです。
採用活動が大変なことを、風の噂で知っていてもそこまで配属する現場は理解していないもの。
採用担当者が学生ニーズに応えようと躍起になっていること(ファーストクラスのお客様扱いしていること)など、知らないのです。
だからこそ、配属現場では昔と同じような方法で育成しようとします。
昔と同じような…
とは自分たちが先輩たちのされた指導方法(先輩の背中をみて覚えなさい、厳しく叱責する、一番下なんだから雑用はすすんでやりなさい…)でということ。
さて、そこで何がおきるか。
- 「入社前の話と違う」という新人の不満
- 「なんだよ、あの新人」という現場からのクレーム
- 溝が埋まらないままの短期離職
就活生のみなさんへのアドバイスとして、あまりにも耳障りのよい採用担当者の話は、現場の社員と話して疑問を解消をすることをおすすめします。
ちょっと厳しいことをいうと、世の中に新人が楽な職場環境などありませんから。
(文:就活図鑑編集部)