2020卒 CMにだまされない!就活には無意味な資格取得
- 2018/8/10
- 就活初期

例年、就活をひかえ、急に資格を取得をしようとする方がいます。
転職のためという若い方、復職のためにという主婦の方、再就職のためにという中高年の方もしかり。
断言します。
簡単にとれる資格が就活に有利になることはありません。
資格がある=採用とはなりません。
ありがちなのが
- 秘書検定
- 漢字検定
- 簿記
- FP(ファイナンシャルプランナー)…
また、応募要件にTOEIC●点以上と記載がある場合を除き、TOEICなどもスコアだけで合否が判定されるケースはありません。
本当に業務に必要であれば、必ず、英語面接などが実施されるためです。
資格取得を否定しているわけではありません。
逆に資格がないと受けられない会社もあります。(以下、一例)
税理士
公認会計士
いくつかの科目合格を必須としている、税理士法人や監査法人などです。
さらには医師、薬剤師のように免許がないと業務ができないような職種です。
また、入社にあたり必須の資格として、「普通自動車免許」をあげている会社があります。
普通自動車免許は、取得すること自体は、難易度の高いものではありません。
しかしながら、勤務で普通自動車を使用することが前提となりますので、もしこういった会社に就職を希望するのであれば、早めに資格を取得して、運転に慣れておくことをおすすめします。
なぜなら、企業では若手社員の自動車事故が増加して、保険料増加が問題になっているため、運転に不慣れな学生=採用しない可能性が高くなるからです。
- 自動車の手配をする総務部などから、運転に慣れている学生を採用してほしい、少なくともこれから資格免許をとるという学生は避けてほしいという要請がくる
- 部下が何度も交通事故を起こしている面接官が、資格免許の有無や運転の慣れなどを確認をする
上記の事例、実は少なくないのです。
つまり、普段から運転に慣れていて、事故も起こしていないというだけで、面接官に対する心証をUPさせることができます。
自動車免許に限らず、入社条件に資格が必要な会社は、本当にその資格が必要かつ、免許相当の能力が必要になるということに他なりません。
募集要項や採用ホームページなどに必ず記載があるはずです。必ず確認しておきましょう。
以上のことから、本当に有利になる資格とは、会社(職業)が必要としている資格です。
無駄な時間と費用を費やさないために、資格は目的をもって、取得するようにしましょう。
また、どうしても入社したからといって、募集要項にある必須資格を
- もっていないのにを履歴書に記載する
- 取得見込など
と嘘をつくことは絶対NGです。
内定取消の正当な理由になりますので、ご注意ください。
(文:就活図鑑編集部)