2019卒 内定がない!「だけど縁故は利用したくない」と考えている就活生
- 2018/8/21
- 就活中期

つい先日、とある就活生から以下の相談がありました。
「こんなに売り手市場と言われているのに、まだ内定がとれないのですが、どうしたらよいでしょうか。」
色々とお話を伺っていくと、
- 親御さんのツテで、とある中堅企業を紹介されている。
- ゼミの先生からはOB・OGが多数在籍する企業に推薦書をかくといわれている。
- アルバイト先から「卒業したら社員にならないか。」と強い誘いを受けている。
状況でした。
1〜3で紹介されている業界/会社と、現在の採用市場を考えると、選考にさえ行けば、内定はとれるでしょう。
しかしながら、その就活生は選考に行くことをためらっています。
3のアルバイト先は、飲食店なので昼夜逆転する仕事は長く続けられないという理由です。
2は、先輩達が多く在籍するが故に社内事情に詳しく、どうもブラックっぽいところが嫌だそうです。
では1は…というと、業界/仕事内容は問題ないものの、「縁故採用だと思われるのが気にかかる」そうなのです。
それ以外の自分で応募した企業は、人気の高い業界のみに絞っているため、内定はありません。
もちろん、縁故に頼らず、自力でがんばるという姿勢は素晴らしいです。
だけど、結局仕事につけないのであれば、何の意味もありません。
縁故採用された方は、職業柄たくさん拝見してきましたが、人それぞれです。
- 縁故でなくとも十分合格レベルな方
- 初めは大変そうだったけれど、努力して成果を出せるようになった方
- 要領はよくないものの、一生懸命働いている方
- 縁故にあぐらをかいて、さぼっている方…
確かにはじめのうちは、「縁故採用」という目でみられるかもしれません。
しかしながら、会社の中で努力をして成果をあげられるようになれば、周囲の味方も変わるもの。
だからこそ、「内定がない」状況であるならば、入り口はどうだっていい。
縁故だって利用した方がいい。
縁故がない就活生だって、たくさんいるのです。
また、自分から言い出さないことで、「縁故があるのに気づかない就活生」もたくさんいます。
親御さんに相談するのが恥ずかしい
内定がない=レベルが低いと思われたくない
どうせ希望するような会社なんて紹介されないんでしょう
思いは様々だと思います。
だけど、これから先、仮に第二新卒や中途採用などで、あなたの履歴書を拝見したときに、ブランクがあれば、必ず採用担当者は質問するでしょう。
「2019卒だよね。新卒での就活はどうしてたの?(たしか、超売り手市場だったよな。)」
もちろん、他に注力したことがある方は別ですが、履歴上のブランクはマイナスになってもプラスになることはありません。
縁故を恥ずかしがることはありません。
内定がなければ、縁故を探すことだって、重要な就活です。
(文:就活図鑑編集部)