
就活がうまくいかないときにしてはいけないことをご紹介していきます。
「占いにはまる」
試験やらテスト、検定のたぐいであれば確実に「正解」や「解き方」が存在している学生時代。
だけど、突然、就活という正解のない活動に身を投じるようになります。
- ある企業では通用していた言動が、別の企業では通用しない。
- 同じことを言っても合格、不合格のときがある。
- 自分では精一杯やって、マニュアルはマスターしたと思っても結果がついてこない。…
そんなことの連続で、就活迷路にはまってしまう方もいらっしゃるでしょう。
かつてはそんな学生のひとりだったので、みなさんの気持ちはよく理解できます。
しかしながら、だからといって「占いに頼る」のはやめましょう。
おそらく、みなさんも頭の中では理解しているはずです。
気休めでしかないことを。
仮に12星座占いであれば、世の中の人を誕生日によって12分割。誕生日が近い人たち全員と同じことが起こるはずがありません。
寝ないで努力をした人、何もしないでゴロゴロしていた人の人生が同じであるはずがありません。
でも、それをわかっていても、つい今日の運勢をみてしまう。
本屋さんで占いの「仕事運」(実際に仕事にはありつけていないのでどうなんでしょう。)あるいは「全体運」を読みあさる。
重症になると、占い師さんのところに通い詰めてしまう。
占いは一種と統計学で、ときには背中を押してくれるひとつのサポートではあると思います。
ただ、就活においては、何の解決にもなりません。
私たちのサポートを利用する方の中にも、早々に「私の天職ってなんでしょうか。」「どんな職業にむいていますか?」「どんな会社だと定年までつとめられますか?」…と質問してくる方がいらっしゃいます。
おそらく、占い師さんにも同じ内容の質問を投げかけるのでしょう。
「私、国際関係の仕事に縁があるって言われた!多分、○商事に受かるんじゃないかな。」(そして、何も準備せずに不合格)
「遠方にはいかない方がいいらしいから、転勤のある職種はやめたんだ。」(そして途中までの選考を辞退し、持ち駒なし)
上記のように、いくら占いでアドバイスをうけても、それを実現するための努力や、自分の意思をなくすことは、本当にもったいない話です。
心が弱くなっている就活中。
うまくいかないときはなおさらです。
そんなときこそ、現実をしっかりと見つめること。
本当につらくなったら、「占い師さん」ではなく、いつもサポートしてくれている周囲の方に相談することをおすすめします。
(文:就活図鑑編集部)