内定先に納得できないから「大学院に進学」という選択肢のリスク
- 2018/9/13
- 就活中期

この時期になると、
「納得がいかないから内定先に就職するのではなく、現在の所属している大学よりも偏差値が高そうに見える大学院に進学して、数年後にリベンジをはかりたい!」
という就活生が一定数でてきます。
よくよく話をきいてみると、中には「大学の偏差値が低いから、(希望する企業に)合格できないのでは。」と考えている就活生も存在している模様。
「就活において、学歴はどこで判断されるでしょうか。」
「大学院の場合、最終学歴だけで、大学・高校は関係なくなるのでしょうか。」
当然ながら、最終学歴だけではありませんが、エントリー数が非常に多く、書類選考をまず行う企業であれば、最終学歴だけを見て判断されることはあるでしょう。
ただし、それ以降の採用に関しては、大学院だけでなく、大学や高校、その入り方(推薦か、受験か)、当時の難易度などは考慮されます。
東日本大震災の際、国立大学の一部で後期試験がセンター試験の結果であるなどの特殊事情なども加味されるのです。
つまり、大学院を最終学歴にして、過去の履歴がクリアになるわけではありません。
しかしながら、出身大学だけで合格にはなりません。
最も重要視されるのは、第一印象や面接の内容であることをお忘れなく。
近年、超・売り手市場の環境下で、「学歴要件」は一部の企業を除いて、緩くなっています。
- 大卒で採用できなければ、専門卒でも高卒でもいい
- 既卒者も2〜3年以内であれば、新卒枠で採用しよう
まれに、自分が採用されないのは「学歴」だと思い込み、最初からやさぐれる就活生がいらっしゃいます。
もちろん、人気の高い職種、大手企業などの選考でエントリー段階で不合格になる場合などは、そういった理由もあるでしょう。
しかしながら、そうでない場合、不合格理由は別にあることを疑った方がいいです。
もしかしたら、
- なんでも「学歴」を理由にしてしまう考え方
- 最初からあきらめてしまう習慣…
などが原因の可能性があります。
人生あきらめたら終わり。
そして、いくらでもやり直せます。
最初の就職先だけでその後の人生が決まるわけではありません。
やさぐれず、あきらめないで、やれることはやりきりましょう!
そして、最大のリスクをお伝えします。
新卒採用は、中途採用と比較して、「売り手市場」と「買い手市場」の波が激しいということ。
- 新卒で1000名以上採用していた企業が突然採用をストップすることだってあります。
- 内定〜入社までに期間が長く、その期間に企業の経営状況が変化すると「内定取消」されることだってありえます。
たった1年の差の怖さを認識している社会人にもたくさんいるのです。
だからこそ、なるべく新卒採用の採用環境がよい時期にしておくべきではないでしょうか。
(文:就活図鑑編集部)