
インターンシップが終わり、大学の講義が始まった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
若干、落ち着くこの時期に、より企業の採用の裏側をお伝えできるコンテンツを提供していきたいと思います。
面接官って、どんな人がなるのでしょうか。
面接官に選ばれるからには、「えらい人」「優秀な人」「人を見る目のある人」「厳しい(怖い)」とかなのではないかと思う就活生も多いと思います。
企業によっても様々ですが、だいたい以下の5つに集約されます。
- 上司の推薦
- 配属される部署の上司、先輩
- 人事が一定の基準(部署・経験・過去の評価・ビジュアルなど)により選択
- 本人の希望
- 時間のある人
面接官を選定する際に欠かせないのが、採用ステップを決めることです。
- 面接の回数を何回にするのか。
- 面接では一体何を確認するのか。
それをもとに必要な面接官の数を割り出し、候補者をピックアップするのです。
わかりにくいので、たとえば、採用ステップを
【ステップ1】グループ面接(同僚として一緒に働きたいか。)
【ステップ2】個人面接(部下として育成したいと思うか。)
【ステップ3】最終面接(将来の幹部として成長できそうか。)
で実施すると仮定します。
【ステップ1】では、同僚して一緒に働きたいかどうかを確認したいので、配属を予定している部署の先輩達を面接官に選択します。
【ステップ2】では、部下として育成したいと思うかを確認したいので、配属を予定している部署のマネージャー達を面接官に選択します。
【ステップ3】では、将来の幹部として成長できそうか、役員や部長クラスを面接官に選択します。
というように、ステップ毎にふさわしい面接官をピックアップしていくのです。
しかしながら、最初にあげた5つの中には、ベンチャー企業のように全員で採用活動を行うところもあり、その場合、社員本人の希望で面接官になれるケースもあれば、現場の協力が得られずに人事と時間に余裕のある社員が面接官になる企業もあります。
自分が受けている面接の面接官が、
- どうやって選ばれた人なのか
- 何を確認したくて面接をしているのか
想像しながら面接を受けて見ると多少緊張がほぐれるかもしれません。
もしかしたら、あなたのお父様、お母様も面接官として登場しているかもしれません。
参考:それでも面接官を前にすると緊張してしまうあなたには以下をどうぞ。
人事が困る面接官【1】忘れる
人事が困る面接官【2】自分大好き
人事が困る面接官【3】不合格にできない
人事が困る面接官【4】私的な感情で判断する
(文:就活図鑑編集長 西村奈々)