就活中に災害にあったときの対処法
- 2019/3/11
- 就活初期

今日は、東日本大震災から8年。
もう8年も経過しているとは思えないくらい、当日の記憶は鮮明です。
知っていれさえすれば、どうってことないけれど、初めて遭遇してしまったときには焦ってしまう、突然の災害時の就活について。
台風などあらかじめ予測できるものはさておき、地震などが面接の日に起こってしまったらどうしたらよいのか。
おそらく、前者であれば、企業側も「明日は台風で危険なので、面接を延期しましょう。」など事前連絡がくることも多いはず。
しかしながら、地震や津波などは突然やってきます。
そんなとき、どのような対応が正解なのでしょうか。
もちろん、ほとんどの方がパニック状態になるでしょう。
だけど、焦らず、以下の対応で乗り切ってください。
【1】身の安全を最優先する。
大本命の企業の最終面接、OB訪問、インターンシップ…どんなイベントがあるにせよ、それは命あってこそ参加できます。
「死んでもいく」などはもってのほかです。
【2】身の安全が確保できたら家族に連絡する。
通信障害等でなかなか難しいこともあるかもしれません。
しかしながら、採用担当以上にあなたのことを心配しているのは家族です。
日頃から、「災害伝言ダイヤル」などいざというときの連絡手段、待ち合わせ場所などを話し合っておくとよいでしょう。
【3】企業に連絡する。
上記同様、通信障害等でつながらない可能性が高いです。
念のため、メールも送信し、送信できないようであれば、スクショを保存しておきましょう。
連絡がとれたら、
・大学名&氏名
・参加する予定だった選考あるいはイベント名&日時
・被災
について伝え、日程の再調整を依頼しましょう。
ポイントは、災害の場合は何より「命が優先」ということ。
それは企業側も十分理解しています。
危険な状態で参加してくれた=志望度が高い、根性がある、問題解決能力が高い…などとは評価されません。
(一部のブ○ック企業ではどうだかわかりませんが。。。)
もちろん、事情が事情なので、日程の再調整はしてくれるはずです。
実は、東日本大震災の際、私はちょうど某企業の最終面接を担当していました。
13階でかなり揺れ、面接は中断されました。
しかしながら、電車もビルのエレベーターも止まっているのにも関わらず、
学生さんたちは面接会場にいらっしゃいました。
きくと、
最終面接だから止まった電話をおりて走ってきました。
ネットでの面接予約した際、今日が最終日だったから、階段で降りていく人が多い中、昇ってきました。
引き返すこともできなかったし、とりあえず来れるところまできてみました。
と言うのです。
おそらく、東日本大震災を経験した企業の多くは、それを機に「震災時の対応」について、大幅に見直した、システム化、マニュアル化したことでしょう。
だからこそ、就活生にお伝えしたいのは、
震災時の最優先項目は「身の安全確保」でよい
ということ。
命あってこその就活です。
最後に、一刻も早い被災地の復旧を心からお祈り申し上げます。
(文:就活図鑑編集長 西村奈々)