
就活中に社会人と話す機会が増えるみなさん。
売り手市場のときは、どうにか人材確保したくて社会人は必死にみなさんを口説いてくるでしょう。
中には、多少の嘘もいとわない社会人だって残念ながら存在します。
そこで、就活生がだまされる!社会人が操る「ずるい表現」をご紹介していきます。
第一回目は、「意見がいえる」
当然ですが、就活生は大なり小なり理想・夢をもって就活をしています。
ゆとり世代だの、草食系だのひとくくりにされがちな若手社員ですが、
すぐには無理でも、なるべく早く活躍したいという志向の方だって、いらっしゃいます。
自分が学習してきたことや経験が役に立ちそうな業界に就職する際に気になることとして、
自分たち、若手の意見がビジネスに反映されるかどうか
を重視するのは当然です。
おそらく、上記に関する質問を人事あるいは社員にするでしょう。
その回答でご注意いただきたい表現があります。
「意見がいえる」です。
「意見がいえる」=「若手が活躍できる」「風通しがいい社風」ではありません!
もし、「意見がいえる」と回答されたときの確認ポイントをご紹介します。
1:誰に意見がいえるのか。
2:はじまり・頻度。
3:意見はどうなるのか。
4:実現した事例・割合。
5:事例の継続性。
【1】誰に意見がいえるのか。
経営層?部長?チームミーティング?上司?先輩?同僚?
ひどい会社だと、席でひとりつぶやくだけでも「意見はいえるよね。」とかえされます。
また、多いのがチームミーティングでまとまった意見なのに上司がその上に情報をあげないケース。
中途採用の退職理由でよくきく話です。
【2】はじまり・頻度
意見がいえるのは当然の文化だったのか、それとも何かのきっかけがあってはじまったのか。
そして、年に1回だけなのか、年中実行されているものなのか。
現在のビジネス環境を考慮すると、年に1回では外的環境が変化に対応できないでしょう。
【3】意見はどうなるのか。
意見が認められた、表彰されたという事例をよくききます。
一番大事なのは、それが実現するかどうかということ。
【4】実現した事例・割合
実現したのならば、それはどのような意見だったのか。
また、その割合はどうなのか。
意見は山ほどあったのに、実現した具体例が数例だと微妙です。
【5】事例の継続性
事例を実行したのみで、振返り/検証せずに終了。
内(々)定がでてからでも遅くはありません。
言葉巧みな社会人にだまされないよう、しっかりと確認しましょう。
(文:就活図鑑編集部)