
今年も企業の採用活動自体が早いため、すでに複数社内定をもっている就活生から多く寄せられる、
「内定保留期限を延長するためのテクニックが知りたい。」という声に回答します。
回答:採用担当者に、正直に相談してみる。
まずは、自分の気持ちを正直にぶつけてみましょう。
よほどの企業でない限り、
- 「迷うなら内定を取り消す」という強気な対応はできない。
- そもそもこの時期に就活をやめる学生は少ないことを経験則上知っている。
- 絶対に入社してくれる確証はもてていない。
というのが、現状だから。
正直な学生には、採用担当者も誠実な対応をしてくださるはず。
とはいえ、世の中には、人(学生)の立場になって考えられない残念な大人も一定数存在します。
①「状況はわかったが、いつまでも待てない。〆切は絶対です。」
②「今この場で、他社に電話をして辞退しないと内定は出さない。」
と言われた学生さんから嘆きの報告を受けました。
もしも、上記①であれば、指示通り、〆切期限までに入社承諾書を提出しましょう。
入社承諾書に法的拘束力は、本当にありません。
その企業以上に入社したい企業から内定が出た時点で、丁寧な辞退連絡をすれば問題ありません。
入社承諾書の法的効力
人事に応援してもらえる内定辞退の5つのポイント
問題は、上記②のケース。
経験則上、そんなことをさせる企業にろくな企業はありません。
労働力人口の減少が課題となっている今、「(未来を含む)社員」は、企業にとって大事な顧客のひとりであること意識しなくてはなりません。
就活生は、「顧客」なのです。
「顧客」=製品・サービスを購入してくれる企業・人のみ
と認識している企業は、現在よくても、将来的には疑問が残ります。
どんなにいいなと思っている企業でも、②のケースは注意をしてください。
また、内定期限延長に関して、避けるといいのは、以下のことです。
- (自分・家族などの)病気や介護などを理由にじっくり考えられないなどと言い訳する
- 面接では一度もきいたことがない「教育実習/短期留学に行く」と言い出す
- イベントに一切顔を出さない
- 何度も何度も保留期限を延長する(時期がわからないなら、目処すらつかないことを伝えましょう。)
- 決められないからといって、レスポンスを避ける
- 途中から親御さんから連絡がくるようになる…
内定期限を延長したいということは、ほんのわずかでも「入社してもいい」と思っているからだと思います。
であれば、いざ、入社することを決めた際、気持ちよく受け入れてもらえる環境をつくっておきましょう!
(文:就活図鑑編集部)