
つい先日、面接した就活生Aさんのお話。
先輩から超・売り手市場ときいて、のんびりしていたら、会社説明会後に突然グループ面接!
自己分析をしていない上に話すのが苦手なAさんはしどろもどろ。
結局自分でも何をいっているのかわからない状態だったそうです。
でも、Aさんの事例。他人事ではない方もいますよね。
すでに4月。内定を出している企業も増えてきました。
本日は、時間がない中で効率的に自己分析ができる方法をお伝えします。
自分のことを生まれたときから知っている親御さんとお話しすることは、自己分析にとって非常に有効です。
対策はばっちりという方、自分だけで完結させていないでしょうか?
それはとても危険なことです。
履歴書もエントリーシートも面接も、結局は他人が評価するものだからです。
自分のこれが強み!だと思っていることが他人からみたら、そうでもないことだった。
自分はこれが苦手!だと思っていることが他人からみたら、そうでもないことだった。
上記のようなGAPが生じていると、適切なアピールになりません。
「内定がなかなか出ない」と相談にくる就活生の大半が、自分を客観視できていない傾向にあります。
GAPを解消するためには、自分以外のできるだけ多くの人からの評価を集めることが近道です。
・親御さん
・社会人(すでに働いている親戚や知人、アルバイト先の上司、ゼミの教授など)
・友人(幼少期、高校・大学時代、趣味、アルバイト先など)
上記の人たちから自分のいいところ、改善点をきくと、「よく言われる」ことにたどり着きます。
これが、客観的に見た、あなたの強みと弱みです。
データベースは、多ければ多いほど、GAPが少なくなり、面接などで回答しても面接官が違和感を感じる頻度は低くなるはずです。
また、強みと弱みと併せて、なぜそう感じるかの理由や根拠となったエピソードをきくと、面接官に突っ込まれたときにスムーズに回答できるはずです。
せっかくなら、ぜひ親御さんや余力があれば旧友とお話ししてみてはいかがでしょうか。
【親御さんと話をするポイント】
まずは、以下についてきいてみてください。
- 幼少期〜現在までの、学校や塾や習い事の先生などに誉められていたこと、注意されたこと。
- 家ではどんな子供だったのか、親からみて子供の良いところ、悪いところ。
- どんなときに喜んだり、怒っていたりしていたのか。
- 何をするのが好きだったか、何をするのが嫌いだったか。などなど
面接によっては、生まれてから現在に至るまでをじっくりとヒアリングする会社があります。
三つ子の魂100までとはよくいった話で、人間の本質はなかなか変わるものではないからです。
(基本の感情)
・自分が嬉しいこと
・自分が腹の立つこと
・自分が悲しいこと
・自分が楽しいこと
(客観性)
・自分が得意だと思うこと/他人からの評価
・自分が苦手だと思うこと/他人からの評価
ここらで自分のルーツを振り返ってみることは、必ず役に立つはずです。
(文:就活図鑑編集部)